前島事務局長の司会、行方会長の挨拶で始まりました。
物故された、田中一郎、清水明氏に代わり、
沖津正恒、海宝明氏が副会長に新任されました。
講演会その1は
海宝明氏:
「モームを読みながら思うこと~『サマセット・モームを愉しむ』を刊行に際して」
講演その2は
行方昭夫会長:「短編『赤毛』再読」
講演会のあと、ステラで懇親会。
沖津正恒副会長挨拶。
吉村信亮氏の発声で乾杯!
一同歓談
奥井裕氏の司会、行方昭夫会長の挨拶でスタート
奥津文夫氏の講演「モームの名言と日英のことわざー人生・恋・金」
菊池喜平氏の研究発表「ジャングルの足跡、一読者の見解」
『回転木馬』の訳者・宮川誠氏(左)と岩下大輔氏
「Stellar」で懇親会、乾杯!
懇親会でのだんらん
台風19号が遅くなって助かりました。何かと学会の多い季節にもかかわらず、これだけの会員が集まりました。
行方会長は、講演で、オールダス・ハックスレイの"Tragedy and the Whole Truth"(1931)を引きながら、『ロミオとジュリエット』、『トム・ジョウンズ』、モームの『赤毛』を例に「全面的真実」叙述の強みを話された。
『雨』の討議の中で、劇団民芸「雨」公演(1979?)の際の脚本が出てきたのにはビックリ。モームの原典とは、ミス トムソンの描かれ方が違うらしい。当然、モームが劇化を許可しているから、目を通しているだろうに。この脚本の原文が見つからないのだそうだ。
『Cap Ferrat』第11号の原稿募集中。藤野前事務局長さんの追悼号、モーム没後50年記念号となるはず。締め切りは12月31日。
6月29日(日)東洋大学白山キャンパスで、日本モーム協会の「臨時総会&講演会」が開かれた。藤野先生が担っておられた協会のお仕事を、若い世代の人びとが分担してくださることになった。『Cap Ferrat』11号も復活される。
『Cap Ferrat』 が休刊になった!
藤野先生の急逝によって、日本モーム協会機関紙『Cap Ferrat』が、10号で休刊jと決まった。カミに代わるナニモノかを模索している。できれば、どこかブログサイトがあって、会員が自由に投稿できる仕組みが生まれるといいのだが。
2012年10月の日本モーム協会秋の大会では「『五十女』を読む」の進行役を仰せつかった。尻込みする私を、ねんごろに口説かれた。
当日には、出席のみなさんがたの気風を読み込み、進行の心得を実にこまかくご指導いただき恐縮した。また、その日、折悪しくうちの者が発作を起こしたことについて、翌日、早々にお見舞いをいただいた。ほんとうに細かく気配りをしていただく先生だった。モーム協会運営に全力投球を捧げておられた。
「一番のワルは誰か?」を最初考えたと思います。藤野先生が設定してくださった、行方先生との3者ミーティングで、最終的に「ローラは悪女?」になったと思います。また、「ギロンが低調になるようだったら、この人と、この人に指名するように」とまで、リストを書いてくださったのです。このような下書きは初めての経験でした。
「50女」の解釈で皆様の意見が綺麗に二分されましたね。巧みな問題設定に感服しましたが、藤野先生のサジェッションも有ったのでしょうか。「進行の心得」としてどんなお話が有ったか伺いたいものです。
成田悦子 (木曜日, 12 12月 2019 22:49)
雨はまだですが、赤毛はほんの少し訳しました。
全ての赤毛は、誤訳であるばかりでなく、日本語さえ「知らないの?」と、思ってしまいます。
「モームを、もうモーム協会員は訳さないで。」と、言いたくなります。
Rambler (日曜日, 20 10月 2013 19:14)
同感です。いろいろトライしてゆくうちに、カタチができてくるといいですね。
錦官城 (日曜日, 20 10月 2013 10:41)
モームに関する話題、書評、新聞記事等、気軽にシェア出来る場があると良いですね。